化学放射線療法を選択する場合には、そういったことも理解しておく必要があります。
そのため、中咽頭がんや下咽頭がんの手術後に行われるような再建手術は、上咽頭がんの治療では行われません。
根治性と機能の温存の両方を考慮して治療法を選択する。 脳神経の麻痺・視力低下• 遠隔転移が多いので肺転移や全身への転移を調べるため、肺CTやPET(ポジトロン放出断層撮影)などが行われます。
人間の喉頭は低く、咽頭のなかにわずかに飛び出している形状になっています。
治 療 問診から判断して鼻咽腔炎が疑われる場合はできる限り、鼻から入れる耳鼻咽喉科用ファイバースコープ(内視鏡)によって発赤、腫れの程度、膿の存在の有無、炎症の範囲などを確認します。
1下咽頭がん 下咽頭がんにはこれといって目立った初期症状がなく、下咽頭がんと診断された時点ですでに喉頭に浸潤していたり、頸部リンパ節へ転移していたりと、進行した状態で見つかることが多くあります。
また、首のリンパ節に転移を起こしやすいためリンパの腫れで異変に気がつくこともあります。 治療は、手術、抗がん剤、放射線などにより行いますが、進行がんでは、やなどの機能に障害を残す危険性が高くなりますので、早期発見、早期治療が大切になります。 急性咽頭炎 上記症状以外に、声が出なくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりします。
図1咽頭の構造. 中咽頭癌: 扁平上皮癌は早期癌だけでなく進行癌でも放射線療法で根治する例が多く、また手術となると機能障害が起こることより放射線療法を主体とした治療が行われてきました。
がんがさらに大きくなると、強い痛みや喉からの出血、くぐもったような声、呼吸困難などの症状が現れることもあります。 これに、抗がん剤や放射線治療を術前術後に組み合わせて行いますが、 治療医によってその方法は様々です。 咽頭は話す、食べる、呼吸するなど、人が人らしく生きるための機能を担っていますが、腫瘍が大きくなればなるほど治療に伴う機能低下が大きくなります。
20早期にはのどの違和感やしみる感じなどが起こりますが無症状のこともあり、首のリンパ節への転移によってはじめて気づかれることもあります。
また超音波検査も加え頸部リンパ節転移の有無も総合的に判断します。
20(図) 「中咽頭がん 治療方法」 2-4. 4)原因 上咽頭癌: EBウイルスの感染が関与していることが多く、そのため頭頸部癌には珍しく若年者にも発生します。