アクト オブ キリング。 大虐殺を後悔させる

アクト・オブ・キリング : 作品情報

皆から恐れられ、取り巻きから尊敬され、誰も否定をしない。 こんな酷いことがあったのに世界の人がほとんど知らないんですよ。 昨日までは彼女のお父さんだったけど、共産主義者(華僑)だから殺した、と。 司会:それはあえてのことなんですよね? 高橋:そこには、 歴史を背景にした現代の映画とする狙いがある気がする。 政権転覆を目論んだクーデターが発生した。

Next

映画『アクト・オブ・キリング』あらすじ感想とレビュー評価(ネタバレあり)。インドネシア大虐殺を加害者自ら”殺人遊戯”で再現|だからドキュメンタリー映画は面白い40

(町山智浩)だからいま、インドネシアがどうするのか?歴史をどう乗り越えていくのか?ということはね、大きな問題になっていくでしょうね。 老眼鏡が必要なんですね。 印象的な村民虐殺のシーン。 (赤江珠緒)ええ。 で、また拷問シーンもスゴくてですね、「おまえは共産主義者か! おまえは左翼か! おまえはアカか!」ってやるんですけど、「違う!」っていうと、まあ大抵違うんでね。 そのことにアンワル自身は気付いていなくて何だかモヤモヤしていて、だから監督は彼に目を付けたんだと思うよ。 30 事件」によって起こった100万とも200万とも言われる虐殺を描いている。

Next

アクト・オブ・キリング《オリジナル全長版》

(赤江珠緒)そうそうそう。 (悪いことをした人やその仲間は報復されてもしょうがないというような考え方は我々が憎んでいるテロの論理そのものではないか?) もしそのことに製作者が無自覚で、観た者も無自覚であったら、それが一番怖い…などと考えはじめてしまったことで、映画の後味がよくなくなってしまった。 で、あ、この再現フィルムって、アンワルさん自身がいろいろと脚本を書いて、彼自身が演じて監督もして、要するに彼しか目撃者あんまり生き残ってないので、要するにマア彼自身が作っている映画なんですね。 これ以上ひっぱっても、しょうがないじゃないか』って言うんですよ。 『チケットあるよー、チケットあるよー』って言っているおじさんが虐殺によって英雄になったんで、彼のところに行って、ビデオを回しながら・・・ただ、『虐殺してひどいですね』って言わないで、『虐殺したんですよね?ちょっとやってみてもらえます?』みたいな感じで、フラットな感じで言ったら、やり始めたと。

Next

第二十二回『アクト・オブ・キリング』

(赤江珠緒)ああーっ!はいはい。 アンワルは一見穏やかな老人ですが実はプレマンで、かつて1000人もの共産主義者を殺害し、インドネシアでは英雄として称えられていました。 次回の連載コラム『だからドキュメンタリー映画は面白い』もお楽しみに。 するとそのアディが「だいじょうぶだよおまえ、気にすんな!ビタミンでも飲め!」って言うんですよ。 (赤江珠緒)ああ、そうか。 これは命令なんです。 そこで監督は彼ら自身に対して、もう一度かつての虐殺を再現して、それを映画にするよう勧める。

Next

映画 『アクト・オブ・キリング』 町山智浩の解説・ネタバレ・あらすじ・批評

そこで目をつけたのが、右翼の軍事組織「パンチャシラ青年団」の指導的立場のアンワル・コンゴでした。 ええっ? (町山智浩)これはね、言われた途端に・・・つまり、まあ自分が殺した人間の遺族っていうか当事者が出てきたっていう時にですね、それまで散々自慢していたのが、やっぱりガラッと変わりますね。 人間は、過去の過ちから、学ぶことも、理解することも、受け入れることもできる生き物なのです。 そんな人の姿を、自分も含め我々は幾度と無く目にしてきたのではないだろうか。 この時点では、表情からも分かるように、何の抵抗感もなく、淡々と演じている。 でも、そういう彼らを使ったのは新聞社のオヤジ(イブラヒム)のような人たちだから、一番怖いのは彼らだよね。 新聞社の人というのが映画に出てきてですね、「誰が非国民かってのは俺たちが決めた」って言うんですよ。

Next

この大虐殺には日本も関与していた─映画『アクト・オブ・キリング』デヴィ夫人によるトーク全文|60年代にインドネシアで起きた大量虐殺の実行者に再び殺人を演じさせたドキュメンタリー

本日、満席のイメージフォーラムで立ち見 約3年振り で観賞しました。 『この6人の将軍が殺されたのは共産党・共産主義者の仕業だ!』と言ってですね、国内の共産主義分子を大虐殺したんですよ。 つまり彼はこう言うんですよ。 まあ、普通の農民だったり、労働組合だったり。 ブッシュが大統領だったときはサダム・フセインが大量兵器を持っているといってイラクに攻め込むのも正義だった。 その衝撃により観るものに虐殺行為に対する嫌悪を呼び起こし、50年前の出来事を告発する映画とも言える。

Next

この大虐殺には日本も関与していた─映画『アクト・オブ・キリング』デヴィ夫人によるトーク全文|60年代にインドネシアで起きた大量虐殺の実行者に再び殺人を演じさせたドキュメンタリー

一般エキストラを雇い映画撮影を行うが、当時を思い出し足腰の立たなくなる老人が居たり、父母の危機を感じ本気で号泣する子供がいる。 あの人とあの人なんだ』っていう風に言われてずっと育ったのがこのアディさんなんですよ。 その頃共産党は、貧しい農民や労働者から人気があったんですね。 ちなみに、この大虐殺についてはインドネシア政府がその事実を認めているため、実際に起こった事件かどうかなどという議論の余地はもはやない。 スカルノの第三夫人であったデヴィ・スカルノは、本作を「9月30日事件の真実を明らかにし、夫の汚名を削いでくれた」と高く評価した。 これ、本当にアクト・オブ・キリングとルック・オブ・サイレンスと、対になっている感じの作品なんですね。 あと、やっぱり怖いのがね、アディさんがずっとその追求をしてることを知ったお母さんが、あれだけ、『お前のお兄さんは殺されたんだ』って言っていたのに、『お前、なんか追求してるんだって?やめなさい!』って言うんですよ。

Next